- 仕事と家庭の両立のコツを知りたい
- 仕事と家庭の両立を負担に感じている
- キャパオーバーに陥らないための予防策を知りたい
仕事も家庭のことも、やらないといけない事が多すぎて自分の時間なんて無いじゃん!
仕事と家庭を無理なく両立させるためには、時間を作る仕組み作りが肝要です。
仕事は勿論、家庭のこともこなそうと思うと、やることが多すぎてキャパは簡単にオーバーしてしまいます。
仕事と家庭の両立で悩んでいる方はワーママに多いですが、近年では男性でも仕事と家庭を両立しようとして、精神的に参ってしまう方も少なからずいます。
キャパオーバーに陥らないためには、様々な角度から生活の見直しが必要です。
本記事では、仕事と家庭を両立させることを目指す筆者が、どのようなことを重視しているかを交えてご紹介します
頑張ることも大事ですが精神論だけではやっていけません。根本的な対策が必要です
- 仕事と家庭が両立できないのはなぜか
- どうすれば仕事と家庭を両立しやすくなるか
- 仕事と家庭を両立できないと思う人の傾向と心構え
仕事と家庭の両立ができない理由とは
そもそも仕事と家庭を両立しているとはどのような状態でしょうか?
- 仕事に穴を空けず、業務を遂行できている
- 家庭において家事育児に十分関わっている
- 身体的、精神的に無理をしていない
両立できているか否かの判断基準は個人差や家庭状況に左右されますが、このあたりではないでしょうか。
では、逆に仕事と家庭の両立を阻害する要因は何かを考えていきましょう。
仕事と家庭の両立を阻害する要因
- 労働環境が厳しい
- テレワークや育児休暇の取得が難しい
- 共働きである
- 両親のサポートが受けられない
労働環境が厳しい
労働環境の厳しい職に就いている場合、仕事と家庭の両立を妨げるケースがあります。
具体的には次のような労働環境です。
✔会社から課せられたタスクが多い
✔残業が多い
✔出張が多い
職種によってどのような厳しさかは大幅に異なりますが、いずれも拘束時間が長いと言う傾向があります。
また通勤時間が長いといった場合も、仕事とは直接関係がなくても、拘束時間が長くなる要因となります。
仕事が属人化してしまい休みにくかったり、人材的な替えがきかない場合ということも考えられます。
労働環境が厳しいと、仕事にかける時間が長すぎて、家庭の時間を回せていない状況に陥ります。
夫が仕事で忙しいのはわかるけど、家庭の負担がのしかかるのはしんどいわぁ。
テレワークや育児休暇の取得が難しい
テレワークの導入に積極的ではない、育児休暇の取得が難しいと言うケースも、仕事と家庭を両立する阻害要因となります。
家庭の時間を作るためには、テレワークや育児休暇といった制度の活用が効果的です。
一方で、製造業やサービス業など現場に出て働かなければならない職種については、テレワークを活用しづらい傾向があります。
少人数体制の会社であれば、育児休暇が取得しにくいと言うケースもあります。
制度が活用できなければ、仕事の拘束時間が増えてしまい、家庭への時間が十分に割けないことが考えられます
男性育休は広まっているけど、実際にはまだ半数も活用できていないんだよね。(「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」)
共働きである
ご自身とパートナーが共働きである状態も、仕事と家庭を両立しにくい要因となります。
内閣府の「男女共同参画白書 令和4年版」(2022年)によると共働き世帯は2001年~2019年で雇用者の共働き世帯が1.5倍に増加しており、全体の世帯における約7割を占めています。
共働きの民は旦那さんとどう家事分担してるんだろ…旦那さん自発的にやるかんじなのか?
moch2022.12.24 https://twitter.com/maromaromaronpq/status/1745797518322217438
私は同じだけ稼いでるから家事分担も5:5がいいんだけどあっちは7:3で(もちろん私が7。7よりの8)3割やってるんだもんこれ以上求めるなよ!俺疲れてる!っていうスタンスなんだけどやばいよね?🥹
昔と比べると、働き方改革や社会的意識の変化で、夫も家事参加するようになっているものの、妻側の負担は依然として大きいと言えるでしょう。
【共働き世帯の家事負担、女性に偏り】 2021年に6歳未満の子どもがいる共働き世帯の1日当たり家事関連時間は妻が夫の3.4倍であった。 改善はしているものの、偏りがあり。背景には男性社員の労働時間の長さがある。 長時間労働、低賃金では疲弊するだけだ。ビジネスモデルも見直すことも大切。
佐藤 正道@青の採用専門社労士(元銀行員) https://twitter.com/masamichi2002/status/1745944998028489209
男性も家庭の家事関連に積極的にはなっているものの、女性との格差はいまだ大きい状態です。
便利な家電やサービスが増えたとは言え、共働き世帯にとっては仕事と家庭が両立しにくい環境にあると言えます。
両親のサポートが受けられない
両親のサポートが受けられないと、仕事と家庭の両立が難しいケースがあります。
特に子育て世帯の場合、仕事と家庭の両立には周りのサポート体制の充実も必要不可欠です。
夫以外に頼れる人がいない中での妊娠出産子育ても出来る気がしない。子育ての大先輩である両親や義両親、すでに子育てしてる友達ともすぐに連絡できる状況じゃない中で子育てに向き合うのかなりハードル高い。
めろこ https://twitter.com/meroko4_usa/status/1747540199507443885
両親が遠方に住んでいる、疎遠である、などの理由で、両親のサポートが受けられない場合、自分たちで仕事と家庭のことを完結しなければならないため、両立させるための難易度が上がります。
友達や知り合いがいれば頼ることもできるけど、異動や転勤で人間関係ができていないとそれも難しいよね。
仕事と家庭の両立でキャパオーバーにならないための方法
どのようなことをすれば、キャパオーバーにならずに済むのか。
具体的な対策は次の通りです。
仕事と家庭の両立でキャパオーバーにならないための対策
- パートナーとのコミュニケーション
- 隙間時間の有効活用
- 仕事とプライベートの境界線を明確にする
- 家事の負担を軽減するサービスを活用する
- 時短できる家電を導入する
- 職場環境に働きかける
- 転職をする
パートナーとのコミュニケーション
キャパオーバーを防ぐ前提として、パートナーとのコミュニケーションが必要不可欠です。
キャパオーバーになるときには、夫婦においてどちらかのタスクが偏っていることが考えられます。
お互いの『仕事』『育児』『家事』の負担適切か、定期的に見直してことが肝要です。
そのためには、日頃お互いのタスク量を気にしながら、負担が偏っていないか、気をかけあう必要があります。
どの程度の分担が望ましいのかは、各家庭の環境や、各々の得意分野、不得意分野によって変わります。
夫婦にとっての望ましい負担比率を探っていきましょう。
我が家でも、妻とは家事と子育ての分担は割と明確にしています。子どもの成長で状況が変わった時は、都度話し合いで決めています。
隙間時間の有効活用
時間が足りないと思う場合は、隙間時間の割有効活用方法も検討しましょう。
通勤時間や仕事の休憩、家で過ごす時間のすきま時間などいろいろなところに隙間時間は隠れています。
隙間時間を有効活用して、自己ケアに充てることで、キャパオーバーになることを防ぐことができます。
関連記事>>>【隙間時間を有効活用するためのアイディア9選!現役営業マン×パパも実践!】も参考にしてみてください。
仕事とプライベートの境界線を明確にする
仕事とプライベートの境目は明確に分けて、しっかりリフレッシュすることが必要です。
仕事のタスク量が多く、時には家に持ち帰って仕事をしなければならない場合もあるかもしれません。
仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまうと、十分な休息休息が得られないまま次の仕事に挑むことになります。
こうなると仕事の効率が上がらず、ますます仕事が滞ると言う悪循環に陥ることが考えられます。
キャパオーバーにならないためには、仕事とプライベートの線引きをしっかり分けていくことが大事です。
家で仕事をする場合も、時間を区切る、空間を区切るといった工夫で、境目を作ることができます。
家事の負担を軽減するサービスを活用する
家事そのものの負担を軽減するためのサービスを積極的に活用します。
食材の買い出しの手間削減であれば『ネットスーパー』、食事作りや調理の手間を削減するなら『ミールキット』の活用が有効です。
調理の時間が全く取れないと言う方には、冷凍弁当や冷凍惣菜などの食材宅配サービスを利用する手があります。
手作りするよりも、高コストである場合がほとんどですが、見合った時短効果を得られることができます。
他にも家事代行で掃除や食事作りの手間を軽減するという手も有ります。
家事の負担を軽減することで、余暇の時間を作りやすくなり、キャパオーバーを防ぐことができます。
関連記事>>>【【家事と仕事の両立】時短家事の仕組み作りオススメ5選!】も参考にしてみてください。
時短できる家電を導入する
食洗機や、ドラム式乾燥機など時短ができる家電を積極的に導入します。
一つ一つの手間はさほどではなくても、毎日の家事タスクで積み重なれば負担はかなりのもの。
最初に導入してしまえば、後は日々の生活で活用していくだけなので、簡単に家事負担の軽減効果を得られます。
いずれも安い買い物ではないため、家計に余裕ができたタイミングで少しずつ導入していくと良いでしょう。
食洗器がどれぐらい時短になるか【食洗機は必要?食洗器を導入することで創れる時間は○日分/年だった!】でご紹介しています。
ロボット掃除機の使用感は【ロボット掃除機のメリット・デメリットを解説!子育て世帯にこそ使って欲しい理由とは?】でまとめています。
職場環境に働きかける
仕事と家庭の両立で悩んでいるなら、職場に働きかけることも必要です。
自身がキャパオーバーになって潰れてしまっては、会社側にとってもデメリットです。
仕事が忙しくて頑張ることも大事ですが、家庭がおろそかになってしまっては元も子もありません。
上司と相談して業務量を調節してもらうことや、部署異動するなど、キャパオーバーになる前に職場環境に働きかけることも視野に入れましょう。
子どものことも同僚に伝えておくと、子ども関連のことで休む場合も、理解を得られやすくなります。
転職をする
労働環境そのものの改善が見込めない場合、思い切って転職することも一つの手です。
ただし、次の業務に慣れるまでに時間がかかったり、収入に影響及ぼす可能性があります。
他の手段を検討して、あくまでも転職は最後の手段と考えておいた方が良いでしょう。
キャパオーバーになって自分が潰れてしまうくらいなら、自分の心と家庭を守るための決断が必要となる場合があります。
我慢することは良くありませんが、自分の置かれている環境でできることが無いか探ることが先決です。
仕事と家庭を両立できないと感じる理由と、必要な心構えとは
仕事と家庭が両立できないと感じるのは、時間の制約的な問題だけではありません。
時にはメンタル的な問題で両立できていないと感じる人もいるでしょう。
仕事と家庭を両立できないと感じる理由には、次のようなケースが考えられます。
仕事と家庭を両立できないと感じる理由
- 完璧主義者である
- 家族の理解が得られていない
- 疲れやストレスを常に感じている
完璧主義者である
完璧主義の傾向がある方は、仕事と家庭を高レベルで両立しなければならないというプレッシャーを抱えがちです。
仕事も家事もミスなくすべてを完璧にしようと思うと疲弊してしまいます。
完璧主義であるがために、パートナーに頼りたくないという心理も、時には自分を追い詰めることにもなります。
全てをしっかりやろうとする心が前は素晴らしいですが、自分が頑張りすぎるきらいがあると思う方は、少し肩の力を抜いて両立を目指した方がキャパオーバーにならずに済みます。
出来なかったという『減点方式』ではなく、出来たことに対する『加点方式』で物事を見ておく気構えが必要です。
家族の理解が得られていない
パートナーからのプレッシャーが大きいと、自分は仕事と家庭の両立できていないのでは、と悩むケースがあります。
仕事と家庭を両立できているかは、パートナーの評価を頼りにする場合もあります。
夫の場合は、もっと家事育児にかける時間を作りたくても、仕事が忙しくてなかなか手がつけられないと言う方もいるでしょう。
例えば、『子育ての負担が大きく感じている』『自分に家事負担が偏っていると感じる』と感じている場合は、根本的な問題を直す必要がある場合があります。
自身の置かれている状況や辛さをパートナーと共有することで、一緒に解決策を見いだすことが必要です。
疲れやストレスを常に感じている
常に疲れていたり、ストレスを感じることで、仕事と家庭を両立できていないと感じることがあります。
身体も心も疲れている場合、タスク量が多かったり充実感が得られていないことが原因かもしれません。
十分な休息やリフレッシュができないまま仕事や家事、育児に挑むとますます不調の原因になってしまいます。
自分自身の休憩時間の確保や、セルフケアの方法を確立させることで、日々の生活を安定的に過ごすことが大事です。
関連記事>>>【【趣味は心の充電】子育て中のパパが上手に趣味と付き合うためのコツ】も参考にしてみてください。
仕事と家庭を両立する為には時間が必要!キャパ―オーバーを回避しよう
仕事と家庭の両立のためには、なんといっても時間が必要不可欠です。
忙しい現代人にとって時間を生み出すと言うのはなかなか難しいもの。
仕事環境において、テレワークや時短勤務などを取り入れることが望ましいと言えます。
ただ、全ての職種において叶う訳ではないので、やはり時短家電や外部サービスの利用を家庭に取り入れながら、時間を作り出すことが1番の解決策となります。
本記事を読みいただいて自分にできそうなと思うことがあれば、ぜひ実践してみてください。
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