- 夫が家事を手伝ってくれない
- 家事負担が偏ってしんどい
- 夫が家事を手伝ってくれない時の対処法
旦那が家事をしてくれない!私だって働いているのになんでやってくれないの?
工夫で家事負担を減らしつつ、長い目で夫と変えていく気概が必要です。
共働き夫婦の世帯は増え続けており、夫の家事参加率は年々改善していっているものの、いまだに妻の方が負担が多い状態っです。
内閣府がまとめた令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査 報告書によると、妻は夫の二倍以上の時間を家事に費やしているとされています。
積極的に家事参加する夫がいる一方、あまり協力的ではない夫が一定数いるのも事実。
特に子育て世帯だと、妻のメンタル的に夫が家事育児に協力してくれるかどうかが死活問題にもなります。
本記事では、夫が家事に協力的ではなくて疲れている場合の対処法を、男性目線の心理を交えてお伝えしていきます。
場合によっては夫に頼らないという選択も考えていくこととなります。
- なぜ夫が家事をしてくれないと疲れるのか
- 家事をしない夫の心理
- 夫が家事をしない場合の対処法
夫が家事をしないと疲れを感じる理由
夫が家事をしてくれない分、妻側の家事負担が増大するため疲れを感じやすくなります。
当たり前のような話ですが、改めて細分化してみると以下のような理由が考えられます。
夫が家事をしないと疲れを感じる理由
- 家事の負担が偏るから
- 夫への協力が期待できないから
- 大変だという気持ちを理解してくれないから
家事の負担が偏るから
夫がやってくれない分の家事は、妻が負担をせざるを得なくなります。
『家事をやってくれない』と一口に言っても、程度は様々です。
- 家事は一切やらない
- ゴミ捨て程度の、僅かな家事以外はやらない
- 指示(お願い)した家事はやってくれるが、その他はやらない
- 家事は主体的にやってくれるが、満足いくレベルに到達していない
家事に全く協力してくれないのは勿論のこと、家事が指示待ちとなっている夫というのも妻からすれば負担が大きいです。
家事をやってくれていたとしても、家事のクオリティが低い、あるいは余計なことをする、というのもフォローで二度手間になりがちです。
育児で言うと、『おしっこのおむつは変えてくれるけど、ウンチの場合は変えてくれない』という中途半端にしかしてくれないパターンも当てはまります。
いずれのパターンにしろ、妻が家事を負担するか、フォローに回らないといけない時点で妻側が疲れを感じる原因となります。
家事負担が全く同じというのは難しくても、お互い納得感が無いとしんどいですね。
夫への協力が期待できないから
夫に家事協力を仰ぎたくても期待できない場合、心理的にも疲れてしまいます。
夫の家事協力が期待できないケースは以下二つに大分されます。
- 多忙で家にいる時間が短い(物理的要因)
- 夫が家事へ参加する意識が低い(心理的要因)
仕事が忙しくて残業が多い場合や、職業柄出張が多くて家にいないというケースは、物理的に家事をやる時間が確保できません。
逆に時間は有ったとしても、『妻が家事をすべき』『自分がやるより妻が家事をする方が効率が良い』などの心理的な要因で家事に参加してくれないというケースも考えられます。
家事をやって欲しいのに、夫が家事をしてくれないという状況は鬱憤が溜まりがちです。
心のどこかでは諦めていても、期待してしまう自分がいて割り切れないとしんどさを感じてしまいます。
大変だという気持ちを理解してくれないから
夫側が、家事が大変という気持ちを共有や理解してくれないことで心がしんどく感じます。
家事や育児の大変さは、自分でやってみないと分からないことが多くあります。
1日だけやれば良いものでもなく、毎日やらないと大変さは体感もしづらいです。
夫が家事をやってくれないことで、家事に対する理解が足りない状況になります。
夫が家事や育児を軽く見てしまうことになり、理解や共有をしてくれないことにより気持ちがしんどくなります。
理解が足りない人ほど『家事や育児は楽で良いよな』に近い発言が出てきがち。妻側からすれば、しんどいの一言。
家事をしない夫の心理
夫が家事をしないのは、価値観による影響が強いです。
男性目線で、家事をしようとしない夫が考えていることを考察すると、次のような心理が考えられます。
家事をしない夫の心理
- 家事は女性がやるものという価値観が強い
- 自分は稼いでいるから、家事はしなくて良いと考えている
- 文句を言われたくない
- やり方がわからない
- 妻に任せておけば何とかなると思っている
家事は女性がやるものという価値観が強い
男は仕事、女は家事がやるものという価値観に囚われていると、夫が家事に非協力的になります。
昔の人間ほど『男は仕事、女は家事』と考える傾向が強く、昭和ではスタンダードな考えでしたが、いまだに根強く残っている価値観です。
内閣府における、「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識調査においても、女性で3割、男性で4割強は賛同する結果となっています。※出典:I-3-5図 「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化
育った家庭環境で作られた価値観を変えるのは並大抵のことではありません。
夫が家事が女性がやって当たり前と考えていると、家事に対して協力的ではなくなります。
今となってはステレオタイプ寄りな考えです。
自分は稼いでいるから、家事はしなくて良いと考えている
仕事をして稼いでいる分、家事はしなくて良いと考えがちです
妻がパート勤めで、夫の方が収入を上回っている場合もこの考えになりやすくなります。
家事は女性がやるもの、という価値観の延長線上にある言い分と言えるでしょう。
広義で捉えたら、『柱となる収入を得ることで家庭の維持に貢献している』という見方もできます。
特に子どもが生まれて育児が加わると、負担のかかり方は夫婦二人の時とは比にならないぐらい大きくなります。
子どもが生まれてからも同じ思考のままだと、妻側がキャパオーバーになることが目に見えています。
夫が稼いでいるから家事をしなくて良い、という考えは、家庭内不和にも直結する危険な考えとも言えます。
『仕事をして家庭に貢献している』という自負が悪い方向に作用する考えです。
文句を言われたくない
やる家事に対して、妻から文句を言われたくないのでやりたくない、というケースもあります。
家事の主導権を妻が握っている場合、妻からの指摘を恐れて家事から逃げるというパターンです。
仕事から帰って疲れてるのに家事頑張っても、小言ばっかり言われてイヤになるよ。
と言った具合に、家庭でも自分の行ったことに対して評価されないことを嫌います。
妻からは改善して欲しい点はあっても、指摘すると拗ねてしまう、という状態になるので扱いが難しいところです。
やり方がわからない
そもそも家事の段取りが分からないため、家事をしないというパターンがあります。
1人暮らしで一定の家事経験があるならまだしも、積極的に家事に携わっていない場合、何から手を付けていいか分からないというケースです。
簡単そうに見える家事でも、物の場所、優先順位、どこまでやれば正解か、といった前情報が必要です。
では妻に聞けばいいじゃないかという話ですが、プライドが勝ったり家事が面倒だと思うと、家事をやりたくないという思考に陥ります。
ある意味やる気の問題とも言えますが、まだ改善の余地がある理由です。
妻に任せておけば何とかなると思っている
自分が家事をしなくても、妻が家事をやってくれることに対して甘えているパターンです。
夫が家事や育児に非協力的だと、妻が負担するしかない状況になります。
妻に負担が偏る状況を我慢してしまうと、夫は家庭に問題無しと捉えてしまいがちです。
男性は女性の変化に疎い生き物なので、妻が耐えていることに気づいていない可能性もあります。
妻の家事スキルが高いほど、夫が協力的でなくなるパターンです。
夫が家事をしない場合の対処法
夫が家事をしない場合、夫を変えるか、夫に頼らず乗り越えるかの二択です。
具体的な対処法は次の通りです。
夫が家事をしない場合の対処法
- 夫婦で家事負担の話し合いをする
- 夫に家事を任せてみる
- 外部サービスを活用する
- 時短家事や時短アイテムを活用する
夫婦で家事負担の話し合いをする
夫に家事の負担について、お互いどれぐらいなら負担できるのかを話し合いします。
一般的に男性は、女性が抱えている不満を察することが難しいことが多い傾向があります。
普段から小出しで不満を言っても、夫には伝わりづらいです。
だからと言って、今の不満をただ感情的にぶつけるだけでは、夫側も話を聞く姿勢を取ることができません。
ポイントはあくまで冷静に、真剣に話をできる場を作って本音でトークすることです。
妻の抱えている負担が、妻だけで抱えきれないことが伝われば、夫も変わるきっかけとなります。
ただし価値観が原因で夫が家事をしない場合、考え方を変えることは並大抵のことではありません。
夫を変えるつもりなら、妻も長い目で見て、夫を変えていく必要があります。
もっとも、子どもが生まれて育児が始まったりすると、長い目で見ていくなどとも言っていられません。
順を追って、どうして家事が負担か、相手にどうして欲しいか、を伝えれば、一定の理解は得られるはずです。
全く話し合いに応じない、もしくは威圧したりして一方的に意見を抑え込もうとするなら、モラハラ夫に当てはまる可能性があり、また別の対処法が必要となります。
夫に家事を任せてみる
夫の家事スキルが低い場合、夫に家事を任せることで上達が見込めます。
例えば、洗濯一つとっても妻はキッチリ揃えたくても、夫がやると雑にたたまれるのが気になる、というように、家事の仕上がりに文句を付けたくなるシーンもあるでしょう。
家事のクオリティが多少低くても、妥協できるところは妥協し、時にはねぎらうことも大事です。
お皿洗い後に汚れが残っているといった、衛生面に直結するような話なら当然改善を求めるべきですが、夫への要求レベルは低めに設定しておく方が精神的にも楽になります。
仕事と同じで、家事とて何度も試行錯誤を繰り返して上達していくものです。
妻が下手に出る必要はありません。夫を上手に動かすための知恵です。
外部サービスを活用する
食材宅配サービスや、家事代行サービスの利用を取り入れることで家事負担減を目指します。
家事に対して、夫の協力を得にくい、あるいは物理的に夫が家事をする時間が無いといった場合に有効な対処法です。
食材宅配サービスは、自宅までレシピ付きの食材を届けてくれるので、買い出しや調理の時短が見込めます。
家事代行サービスは掃除やご飯の作り置きを一手に引き受けてくれるので、総合的な家事の時短が見込めます。
どちらも夫で得られない家事負担に対して、時間をお金で買って解決するという発想です。
特に食材宅配サービスは、共働き家庭なら利用必須級の便利なサービスです。
当ブログでも食材宅配関連は多くレビューしていますが、利用するのとしないのでは料理の大変さ具合がかなり違います。
時短家電や時短アイテムを活用する
時短家電や時短アイテムを揃えることで、総合的な家事時短を目指します。
時短家電や時短アイテムをそろえることも、お金で時間を買うということに通じますが、イニシャルコストさえ支払えば、快適さが継続する、という点ではコスパは良い解決方法です。
- 調理が大変なら⇒電気調理鍋やスライサー
- 食器洗いが大変なら⇒食洗器
- 選択が大変なら⇒乾燥機付きドラム式洗濯機
- 掃除が大変なら⇒ロボット掃除機
時短家電やアイテムを揃えることは、夫の家事スキルが低い問題に対しても有効な解決策です。
夫が家事が苦手でも、操作や手順さえ覚えれば一定のクオリティが望めます。
家電はどれも数万円~数十万する高価な買い物です。負担が大きいと感じる家事から、優先して揃えていきましょう。
家事負担は夫婦の課題、一緒に乗り切ろう
夫へ家事の協力を求めることと、時短グッズを活用していくことの二本柱で対応しましょう。
家事分担の割合は、単純な大小ではなく、夫婦がお互いどれぐらい納得しているかが重要です。
夫が家事をしてくれなくて疲れるという状況は、妻が負担している家事の多さに納得していないのと同じことです。
我慢や不満をため込んでいても、いずれは爆発します。
爆発してしまう前に、夫と早期に解決できる方法を探っていきたいものです。
当ブログでは時短家事に関する記事を多く取り扱っています。家事がしんどいと思うなら、他の記事も参考にしてみてください。
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